日本人講師在籍の子ども英語教室・英会話スクール・英語塾6選

子どもの英会話教室と言うと、まずイメージするのはネイティブ講師によるAll Englishのレッスンかもしれません。実際は、日本人講師が在籍するスクールも多く、各校では講師が英検®︎などの各種試験・資格のコースを担当したり、必要に応じて日本語でもサポートしつつ、ネイティブ講師と協働してレッスンを提供するなど、日本人ならではの特性も活かして活躍しています。

ネイティブ講師と日本人講師には、それぞれ異なる強みがあります。子どもが発音やフレーズをネイティブ講師から学べるレッスンも人気がある一方、文法指導や試験対策については、自分ごととしての学習経験のある日本人講師から学ばせたいという保護者の声も聞かれます。英語を学びはじめたばかりで英語のみのレッスンになじみのない子どもでも、日本人講師なら困ったときには日本語で対応してもらえるという安心感もあるでしょう。

そこで、今回は日本人講師が在籍する子ども向けの英語教室・英会話スクール・英語塾を6つご紹介します。日本人講師から学ぶメリットについてよく理解した上で、スクール（教室）選びに役立ててみてください！

（※日本人講師在籍のオンライン英会話サービスをお探しの方は、日本人バイリンガル講師在籍の子ども向けオンライン英会話3選をご参照ください）

日本人講師在籍の子ども英語教室・英会話スクール・英語塾

KDDIグループ傘下の大手で、全国に250以上のスクールを展開するイーオン。1973年に創業し、現在（2022年2月時点）の在籍生徒は約75,000人という歴史の長さと実績が魅力です。

イーオンが展開する子ども向け英会話教室「イーオンキッズ」は、英語力と併せて、グローバル社会で生きていく上で必要とされる、問題解決やコミュニケーションの能力、チームワーク力といった「時代を生き抜く力」を高めていくことを目指します。

8段階の細かいクラス分けで最適な学習方法を提供

ベビー（1・2歳）から中学生までの年齢幅を、8段階に細かくクラス分けし、それぞれの発達段階にふさわしい方法で学ぶレッスンを提供。英語指導法を40年以上、研究・開発しているイーオン語学教育研究所が作成したオリジナルテキストも各年齢に最適化されており、新たな学習指導要領に対応した新時代の教材となっています。

英語教育と児童教育に長けたプロフェッショナルな講師陣

講師たちは、英語教育のみならず児童教育にも長けたプロフェッショナル。子どもの性格に合わせて英語を教えるスキルを備えており、子供たちが自然と英語に興味を持てるようなレッスンを行います。外国人講師によるレッスンは全て英語。ネイティブの発音やイントネーションを学びます。日本人講師は英検®１級取得者や、TOEIC® L&Rテスト満点といった実力派が数多く在籍。資格試験や受験対策への対応はもちろん、学校の英語教育にも精通しているので、定期テストでの悩みや進路についてもアドバイスがもらえます。

生徒一人ひとりの英語力に合わせた個人別カリキュラムを提供する日米英語学院。入学時のレベルチェックで、英語力を「聞き取り」「発音」「話し方」「語彙力」「表現力」「文法力」の6要素に分け、現在の英語力を細かく診断。レベル別・分野別に細分化された70種類以上ものクラスから、必要なものを組み合わせてカリキュラムが作成されます。

多彩なニーズと英語レベルに対応する「小学生コース」

日米英語学院が提供する「小学生コース」では、初級英会話から資格対策、受験英語まで幅広く対応。授業内容も多彩で、インターナショナルスクールへの入学準備や、帰国生のための英語力の維持とブラッシュアップなども行っています。受講生一人ひとりに担当コーディネーターがつき、スケジュール管理や勉強のアドバイスまで、親身にサポートしてくれるのも安心。また、オンラインレッスンも提供されており、通学レッスンと併用可能なのも便利です。

質の高い講師を集める、厳しい採用基準と査定制度

質の高い講師が集まる仕組みも特徴の1つ。講師たちの指導力を高水準で維持すべく、採用後も6ヶ月ごとに授業内容や勤務態度、生徒満足度調査など5項目にわたる査定が行われています。日本人講師は主に資格対策クラスを担当し、採用基準となる英語力は「英検1級、TOEIC®テスト900点以上、またはTOEFL®iBT 100点以上」とハイレベル。小学校では2020年度より全面実施となった新学習指導要領にも対応し、4技能（聞く・読む・話す・書く）の習得を目指した実践的な学習内容がネイティブ講師と日本人講師により提供されています。

Z会グループが運営する英会話教室「シェーン英会話」。首都圏を中心に全国に180以上のスクールを展開し（2022年2月時点）、その多くが駅から近く、通いやすいロケーションとなっています。

シェーン英会話ではネイティブ講師のほかに、英語指導のトレーニングを受けた経験豊富な日本人講師が在籍。ネイティブ講師によるレッスンでは、英語で英語を教える「直接教授法」、小学生～中学生対象の日本人講師によるレッスンでは、日本語も使った説明で英文の構造と意味の理解を深めるスタイルが採用されています。

細かいレベル分けと独自カリキュラムでレッスンを最適化

シェーン英会話の子ども向けレッスンは2歳〜中学生までを対象とし、13段階でレベル分け。独自のカリキュラムとシラバス（授業計画）に則って、最適なレッスンが提供されます。また、レッスン以外の時間も、繰り返し英語に触れることを重視し、各レベルに合わせた副教材を提供。自宅でも楽しく取り組める内容となっており、レッスンで学んだ英語の定着と着実なレベルアップを目指します。

日本語を使ったきめ細かな指導で英検対策！

ネイティブ講師のレッスンでは、リアルな英語が聴けると同時に、さまざまなアクティビティをテンポよく取り入れたレッスンを通じて、集中力を保ちながら、楽しく学べる工夫がなされています。

日本人講師から学べるレッスンには、「英検®準備」「英検®対策」があります。英検®準備では、読み書きの強化やフォニックス（※3）の基本ルールの習得などを通して、英検合格に向けて基礎力を養います。英検®対策では、英文の基本的な構造・重要単語・文法・表現を学び、模擬問題にも取り組みます。

学習目的に応じてネイティブ講師と日本人講師のレッスンを選ぶことができますが、より効果的に英語を身に付けるには、ネイティブ講師のレッスンと日本人講師のレッスンのコンビネーション受講がおすすめです。
※3 英語圏の子どもたちが学ぶ、英語のつづりを正しく読み、発音するためのルール

1962年創業以来、さまざまな教育活動を展開するECC。その子ども向け英語教室（英会話スクール）「ECCKIDS」では、英語教育を通してrespect（尊敬）、confidence（自信）、helpfulness（助け合い）、kindness（優しさ）、courtesy（礼儀正しさ）の「ファイブ・クオリティーズ」（5つの資質）を学ぶことを目標に設定。異文化に対する柔軟な態度や、伝えようと思う気持ちを育むことにも注力しています。

英語の楽しさを学び、4技能の向上を目指す

1歳半〜小学6年生までを対象とする「キッズイングリッシュワールドコース」では5つのコースを用意。1歳半～5歳のコースでは歌やダンス、絵本などを使用し、英語の楽しさを学び、小学生のコースでは4技能（聞く・話す・読む・書く）の向上を目指します。また、日本人スタッフによるサポート体制も整っており、自宅での学習の仕方についてのアドバイスや、各種資格テストへの案内などが提供されている点も、保護者に安心のポイントです。

外国人講師とバイリンガル講師によるペアティーチング

小学生を対象とする「スーパーマスターコース」では、外国人講師とバイリンガル講師のペアティーチングによって、4技能を集中的に学び、総合的な英語力の習得を目指します。4技能のうち「聞く」と「話す」を外国人講師が担当。英語で学び、英語で考える「All English」な環境で、リスニング・発音の向上を目指し、異文化理解にも取り組みます。対して、バイリンガル講師が担当するのは「読む」と「書く」の領域。英文を正しく書く力の養成や文型学習、英検®をはじめとする資格試験への対策に取り組みます。

「ESL club」は、個別指導塾「明光義塾」や放課後スクール「明光キッズ」など、さまざまな教育サービスを展開する「株式会社明光ネットワークジャパン」による英語塾です。「英語」ではなく、「英語の学習法」を教えるスクールとして、小学1年生～高校3年生を対象にマンツーマンまたはセミプライベート（講師1名対生徒2名）のレッスンを提供。日英バイリンガル講師が、各生徒のニーズに合わせて英語・日本語を使い分けながら、第二言語習得理論に基づく学習法を指導します。受講生は、一人ひとりに合わせたオリジナルカリキュラムで、実践的な英語力の習得を目指せます。通学が難しい場合は、オンラインでの受講もおすすめです。

「英語の学習法」を学び、自宅でも学習を継続

ESL clubでは、「日本で生活する子どもが自宅で継続できるかつ効果的な学習法」を指導します。

「認知能力が発達していない子どもにとって、文法知識を体系的に理解するのは困難」という考えから、10歳未満の受講生には文法指導を行わず、代わりに「段階的シャドーイング（※）」を採用。段階的シャドーイングは以下の4段階で構成されています。

1. 「スクリプトチェック」で英文の内容を理解
2. 英文を見ながら音声と一緒にシャドーイング
3. 音声を止め、英文を見ながら音読
4. 英文を見ずに、音声と一緒にシャドーイング

段階的に負荷を高めていくシンプルな学習法なので、子どもが自ら効果の高い学習を続けられる点が大きな特徴です。

※ シャドーイング：聞こえてくる音声をそのまま真似て即座にリピートするトレーニング

英検をベースとする目標達成型カリキュラム

ESL clubでは学習の最終ビジョンとして「世界で活躍できる英語力」を掲げ、そこから逆算して短期目標を設定します。例えば、小2で「英検4級、5級レベルのインプットを増やし、英検4級、5級に合格」、小3で「基礎的な文法パターンプラクティスで、英検3級に合格」といったように、英検をベースに目標を1つ1つ達成していくカリキュラムが組まれます。

指標として英検を採用する理由は、級ごとに異なる難易度が設定されている点にあります。初級者から上級者までが同じ試験を受けるTOEFLやTOEICとは違い、英検では自分の英語レベルに合わせて受験級を上げていくことで、試験で求められる英語力、背景知識のレベルを徐々に上げられます。英検では、英語力に合わせた段階的な目標設定が可能なのです。ESL clubでは、英検を目標に据えた学習通じて、英語4技能（聞く・話す・読む・書く）をバランスよく高めていきます。

バイリンガルと同じレベルのアカデミックな英語力の習得を目指すCatal（キャタル）。在籍するバイリンガル教師との出会いを通して世界を知り、自分が将来、英語を使用しながら世界で活躍する姿を想像できる環境を整えているのが特徴です。バイリンガル教師たちに対する憧れの気持ちを醸成することによって、英語学習へのモチベーションアップを目指します。

読書を重視し、想像力や考える力を養うレッスン

「英語を楽しく学び続けることが成長のカギ」という考えのもと、コーチングスキルを持った教師たちが英語学習を習慣化できるように指導。子どもたちが自発的に家で勉強するようになることを目指します。読書を重視し、英語の物語やエッセイを教材として活用。英語を通じて想像力や考える力を養います。

ライティングでも質の高いフィードバックにこだわり、Catalのバイリンガル教師をはじめ、海外一流大学の学生たちから直接英文指導を受けるレッスン「Rewrites」を提供。「読む」と「聞く」のインプットはもちろん、「話す」と「書く」のアウトプットを徹底的に繰り返し行います。

ビデオ録画や英英辞典を活用した独自の学習方法

レッスンでは毎回、スピーキングをビデオで録画。その様子を子どもと一緒にチェックし、気づきや課題を明確にした上で、再度録画というサイクルを繰り返します。また、「英語を英語で考える」ことにこだわり、英英辞書を使用。言葉そのものが持っている意味を知り、どのように使われているのかを学びます。単語を1つひとつ覚え、ボキャブラリーをコツコツと増やすことで、バイリンガルと同レベルの英語力の習得を目指します。

The following two tabs change content below.

• この記事を書いた人
• 最新の記事

English Hub 編集部

English Hub 編集部では、英語学習に取り組む皆様に向けて、おすすめの英会話サービスや教材、アプリ、学習ノウハウ、英会話スクールのキャンペーン情報、インタビュー記事、転職や海外就職に役立つ情報などをご紹介しています。
Twitter／note／Facebook

最新記事 by English Hub 編集部 (全て見る)

• 英語会議で攻める力を磨く短期集中オーダーメイド型プログラム「English Boot Camp for Business Executive」提供開始 - 2024年4月23日
• 沖縄の若者に国際交流の機会を。Awich×まちなか留学の共同プロジェクトが始動 - 2024年4月22日
• 横浜の英語学習コミュニティ「めぐる星天 英会話カフェ」5月14日に開催！【どなたでも参加OK！】 - 2024年4月16日
• 【4/22】「英語プレゼンのコツ」～ワンナップ英会話 無料公開講座～ - 2024年4月12日
• 1年コース半額キャンペーン！オンライン英会話 Cambly（キャンブリー）がSPRINGセール開催 - 2024年4月10日