子どもの英語教材、どう選ぶ?押さえておきたい5つのチェックポイント

closeup hand selecting book from a bookshelf

いよいよ2020年度から小学校で英語が教科として始まります。こうした中、子どもの英語教育に高い関心を持つ家庭が増えています。そこで今回は、保護者をはじめ、英語教師や英会話講師として指導にあたる人が、子ども英語教材選びの際に押さえておきたいチェックポイントを紹介します。

1. 第二言語習得の理論や情報が満載。メインの教材は定番の子ども英語教材から選ぶ

世界中で多くの学習者に選ばれている英語教材には共通する3つの特徴があります。

  • 第二言語習得の理論と実践をふまえている
  • 学習者のデータ分析や学習効果を検証して開発されている
  • 時代の変化に応じて、教材の改訂を行っている

このように丁寧に時間をかけて開発された教材は、ページの最初から順番に使っていくだけで、英語を効果的に学ぶことができるように作られています。

子ども英語教材の出版元には、ベネッセや学研などの日系の出版社と、オックスフォード大学出版 やピアソン・ジャパン株式会社 といった世界の学習者向け教材を手がける外資系出版社があります。

日本人向けの教材は、日本語の解説や指導書が充実しているので、誰でもその一冊を使って安心して子どもの英語学習をサポートできます。

外資系出版社の教材は、使うだけで海外の文化を感じられるところが魅力です。また、ホームページには、英語教育に役立つ情報やイベント情報が満載なので、英語教育に興味がある方はぜひチェックしてみてください。 

2. CEFRを参考に英語力に合った教材を選ぶ

それでは、子ども向けの英語教材の中から英語能力に合う教材はどのように見つけたら良いのでしょうか。世界で使われている子ども英語教材には、英語能力の評価基準を示すCEFR (Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠) の指標が示されています。CEFRの指標はA1からC2の6段階。A1は初心者、C1/C2は「熟練した言語使用者=ネイティブに近いレベル」となっています。子どもの英語力に合った教材を選ぶ時には、ぜひこのCEFRの指標を参考にしてください。

※CEFRの英語能力レベルのイメージについては、文科省発表資料「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」を参照

3. 目的や環境に合わせて教材を使いわけることで、無理なく続けよう

英語教材にはそれぞれに学習の目的が設定されています。子どもに英語を学ばせる目的や学習環境に合う教材を見つけましょう。

4技能をバランスよく学習するなら

多くの子ども英語教室やオンライン英会話で使われている、オックスフォード大学出版の総合英語の教材『Let’s Go』や『Everybody Up』は、どちらもCEFRの評価基準に沿って4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく学習することを目的としているため、会話のペアワークやライティングの添削など、サポートする大人の負担はやや重いです。それでも1冊ですべての学習ができるので、英語をバランスよく身に付けたい学習者にとっては最適な教材です。

Let's Go: Fourth Edition Level 1 Student Book with Audio CD Pack

Let’s Go: Fourth Edition Level 1 Student Book with Audio CD Pack

Everybody Up: Level 1: Student Book with Audio CD Pack: Linking your classroom to the wider world

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インプット学習(聞く・読む)を大切にしたいなら

サポートする大人の負担は抑えつつ、英語にたっぷり触れさせたい場合は、インプット中心(聞く・読む)の学習に適した教材を選びましょう。たとえば、同じオックスフォード大学出版のORT(Oxford Reading Tree)は、本国イギリスの小学校でも英語の授業で使われるほど、質の高いリーディング教材として有名です。日本でも子どもの多読教材として、昔から人気があります。

英語検定試験にチャレンジするなら

最近は小学生のうちに英検にチャレンジする子どもが増えています。英検などの検定試験は、試験対策用の教材で効率的に勉強することがオススメです。英検対策教材を選ぶときにも、漢字にフリガナがあるものや、旺文社の『絵単』のようにイラストを多く使っている子ども向けの教材を選びましょう。

4. 聞きながし学習にも最適。音声が充実した教材を選ぶ

子どもは聞いた音を聞いたまま発話する能力に優れています。家庭学習用に子ども英語教材を選ぶ場合は、音声が充実している教材を選びましょう。

先ほどご紹介したORTが家庭学習教材として高く評価されている理由のひとつは、すべてのストーリーに音声が収録されていることです。本のページを開きながら、ネイティブスピーカーの自然な英語に触れることができるため、聞き流し学習にも最適です。また、音声はすべてストリーミングで配信されているため、スマートフォンやタブレットを使って、聞きたい時に音声を流すことができるところもポイントが高いです。最近はCDプレイヤーがない家も多いため、ストリーミングや専用アプリで音声をダウンロードできると便利です。

STAGE 1 FIRST WORDS PACK (Oxford Reading Tree)

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5. 指導者(保護者)向けコンテンツに注目する

日本で広く使われている子ども英語教材の公式サイトを見てみると

  • 指導者用ハンドブックや教具などのサポートツール販売
  • ワークシートやカードなど補助教材の無料ダウンロード
  • 教材の効果的な使い方が学べるワークショップ情報

といった、指導者や保護者向けのコンテンツがとても充実しています。

子どもの英語教材は、子どもが学ぶためのものであると同時に、指導者や保護者が子どもの学習をサポートするためにも使用するものです。子どもの英語学習を支える大人にとって使いやすく、自分自身の英語力や英語教育の知識が増えていくと実感できることも、子どもの英語教材を選ぶ上で大切なポイントです。

まとめ

子どもも大人も満足できる英語教材選びのポイントをご紹介しました。繰り返し使用する教材は、その後の学習の方向性を大きく左右します。今回紹介したチェック項目を参考に、子どもが楽しんで学べて学習効果の高いテキストを探してみませんか?

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English Hub 編集部

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