フォニックスを学べる子供の英語教室・オンライン英会話10選

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子どもの英語学習法の1つとして注目を集める「フォニックス」。発音と文字(スペル)の間にある法則や関係性を学び、正しい発音の習得やリーディング力の向上を目指す学習法です。本記事では、そんなフォニックスを採用する英会話スクール・英語塾・オンライン英会話をまとめました。それぞれのスクールやサービスによって特徴が異なるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

フォニックスとは?

例えば日本語では、「あいうえお」や「かきくけこ」など、ひらがなを覚えれば、「あい(愛)」や「かお(顔)」、「あか(赤)」といった単語をすぐに読み、発音することができます。これはひらがな1つ1つの発音が固定されており、どのような組み合わせでも読み方は基本的には変わらないからです。対して、アルファベットにもA(エイ)、B(ビー)、C(スィー)、D(ディー)とそれぞれ固有の名前があります。しかし、例えばcat(猫)を「スィー・エイ・ティー」とは発音しません。単語として組み合わされたとき、各アルファベットに対応する発音はそれぞれの名前とは異なります。

そこでフォニックスでは、Aを「エア」、Bを「ブ」、Cを「ク」、といったように、単語として使用される時の発音で学びます。これにより、スペルを見るだけで正しい発音を推測しながら読めるようになるのが魅力です。そのほかにも、発音がカタカナ英語になりにくい点や、耳から聞いた英単語の音に対応するつづりを推測できるようになる点など、英語学習にフォニックスを取り入れるメリットに注目が集まっています。

フォニックスを学べる子どもの英会話スクール・英語教室3選

ここからは、フォニックスを取り入れたレッスンを受講できるキッズ向け英会話スクール・英語教室を紹介します。

WinBe(ウィンビー)

winbe

「Winbe(ウィンビー)」は、複数のスクールブランドを展開する総合教育サービス会社「やる気スイッチグループ」が運営する英会話スクールです。その特徴は、ネイティブ講師と日本人講師による少人数制レッスンと、フォニックスを取り入れた独自のプログラム。「日本語を文字から覚えた人はいない」という考えに基づき、音から文字を覚えるプロセスを通じて、使える英語の習得を目指します。

WinBeの「フォニックスコース」は、遊びの要素が盛り込まれたデジタル教材を活用し、子どもたちが楽しく学べるように工夫されています。最終的には英語の4技能(聞く・話す・書く・読む)をバランスよく身につけ、英会話の土台を作った上で、「英会話コース」へとつなげていきます。英語レベルは、Starter及びレベル1〜3の4段階で設定されており、日本人講師によるサポートも受けられるので、英語を学び始めたばかりの子どもでも安心です。

シェーン子ども英語

シェーン 子ども英語 トップ 202308

「シェーン英会話」は、全国に約170教室を展開している大手英会話スクールです。ネイティブ講師が英語を英語で教える「直接教授法」を採用しており、講師たちの多くがCELTA(※1)やCertTESOL(※2)等の指導資格を有しています。

2歳〜中学生までが学ぶ「シェーン子ども英語」のレッスンではフォニックスが導入されています。ネイティブ講師のレッスンでは、フォニックスや全身で英語を身につけるTPR(Total Physical Response)を取り入れるなど、飽きさせない工夫がなされています。そして、動きのあるゲームやクイズなどを通して、正しい発音を楽しく学びます。

日本人講師のレッスンも選択可能で、こちらはフォニックスで読み書きの基本を習得。「英語のルールを覚えるだけではコミュニケーション力は高まらない」という考えのもと、アルファベットを単語からセンテンスへと繋げていけることを目指し、フォニックスだけではなく、4技能(聞く・話す・書く・読む)をバランスよく学びます。

※1 CELTA=Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languages
ケンブリッジ大学が認定している英語教授の国際資格
※2 CertTESOL=The Certificate in TESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages)
トリニティ・カレッジ・ロンドンが認定している英語教授の国際資格

イーオンキッズ(AEON KIDS)

イーオンキッズ

日本全国に200校以上を展開している大手英会話スクールの「イーオン(AEON)」。子ども向け英会話「イーオンキッズ(AEON KIDS)」は英語教育と児童教育のプロによる質の高いレッスンに定評があり、1歳〜中学生の子どもたちが、年齢に合わせて細かく設定されたクラス・教材で学んでいます。

幼児向けクラスでは、5つの効果的な学習法「イーオンキッズアプローチ」を採用しており、その1つとしてフォニックスが取り入れられています。ここでは英語のリズムや音に慣れ親しみ、アルファベットを見て正確な発音ができるようになることを目指します。アプローチは年齢によっても異なり、例えば4・5歳のレッスンは「フォニックスを学ぶ前段階の準備」と位置付け。講師が絵のついたカードを子どもに見せながら、ジェスチャーも交えて発音し、子どもたちはその真似をすることで正しい発音を学びます。また、ベビー・幼児向けクラスではクラスメイトと遊んで学び、楽しみながら自然に英語を学習できるのも魅力です。

フォニックスを学べる子どものオンライン英会話7選

カリキュラムにフォニックスの学習が取り入れられている子ども向けオンライン英会話もご紹介します。

おうちインター

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「おうちインター」は3~15歳までの子どもを対象とするバイリンガル育成ホームスクールです。採用合格率5%以下の厳しい審査を通過した、指導経験豊富な外国人・バイリンガル講師がオンライン校と自宅対面型のホーム校(東京・神奈川エリア限定)でレッスンを提供(※3)。ビッグデータを活用した特殊トレーニングを通じて、日英の語順や文法的概念の違いを理解し、自然に英語に切り替えられる英語脳の育成を目指します。

小学生〜中学生を対象とする「ACADEMYコース」では、18段階以上に細分化されたレベルが設定され、レベル1~5でフォニックスの学習を取り入れています。顔面や舌の筋肉の固着化が起きる前に、フォニックスの正確な学習が必要、という考えのもと、小学校高学年以前にフォニックスを始め、自然な発音句や単語認知能力のマスターを目指します。アルファベットの文字と音、フォニックスの母音を段階的にマスターし、知らない単語も一人で読めるようになることで将来のリーディング力につなげていきます。

※3 3~6歳を対象とする「FUN&PLAYコース」は自宅対面レッスンのみ

Kimini英会話

Kimini英会話 トップ

「Kimini英会話」は、教育業界大手の学研グループGlatsが運営するオンライン英会話サービスです。教育に70年の歴史を持つ学研が、長年の教材開発ノウハウを活かして作成した質の高い教材が特徴。小学校から大学まで、全国の教育機関で多数導入されているのも安心のポイントです。

そんなKimini英会話では、フォニックスを用いて発音を集中的にトレーニングする「発音コース」を用意。英語のスペリングと発音の関係を理解し、正確な発音を学ぶのはもちろん、それを単語や文章の中で反復練習することで、英語で話す際の発音の向上も目指します。英検で3級〜準2級相当のレベルの生徒を対象にしており、正しい口の形や舌の位置など、発音を一から体系的に学べます。

クラウティEnglish

1人分のアカウントがあれば、家族を追加料金無しで登録し、1家族6人までの受講が可能なオンライン英会話「クラウティEnglish」。自分がレッスンを受講できない日は、他の家族が受講できるので、レッスン料金を無駄にすることがなく、家族で英語に取り組む環境を作ることができます。教育で約70年の歴史を持つ学研グループがテキストを監修しており(※4)、カリキュラムは幅広いレベル・学習目的に対応しています。

クラウティEnglishのコース「発音講座シリーズ」では、スペルと音の法則性、そしてさまざまな英語の音を学ぶことで、初めて見る単語の読み方や、聞こえた単語のスペルを推測できるようになるのを目指します。対象レベルは小学低中学年を目安とする「キッズプラス」と、中学初級程度を目安とする「レベル1」。教材はカラフルで絵が多く、見やすいデザインのため子どもでも飽きずに取り組めるのがポイントです。

※4 一部学研制作ではないオリジナル教材もあります。

QQ Kids

英国で誕生した学習法「カランメソッド」の正式認定校である「QQ English」。英語教授法の国際資格「TESOL」を取得しているフィリピン人講師による高品質なレッスンが魅力です。そんなQQ Englishが提供する子ども専門オンライン英会話「QQ Kids」では、3〜12歳を対象に24時間レッスンを開講しています。0から10まで11段階に細かくレベル分けされた多彩なカリキュラムが用意されています。

QQ Kidsではフォニックスが学べるカリキュラム「Magic Phonics」を提供。単語の正確な発音を習得するのはもちろん、短い文章や長文の音読にも段階的に取り組み、4技能(聞く・読む・書く・話す)の向上を目指します。Magic Phonicsのカリキュラムは6つのレベルに分かれており、アルファベットからリーディングまでレベルに合わせた学習が可能。発音とスペル、リーディングに加え、英語で情報を理解し、自分の意見を英語でアウトプットするLiteracy(リテラシー)の力が身につくのも大きな特徴です。

Global Step Academy

国際教育における40年以上の経験を持つ「Global Step Academy」。「国際社会を生き抜く力」を次世代の子ども達に提供するために設立され、インターナショナルスクールの運営やオンラインレッスンなど、幅広いサービスを提供しています。

オンラインスクールでは英語の基礎を築くプログラム「FOUNDATIONAL ENGLISH PROGRAM」が提供されています。英語で効果的にコミュニケーションを取り、コラボレーションするための英語力を鍛えるEnglish Language Arts プログラムが採用されており、初級・中級・上級の3レベルで段階的に4技能(聞く・読む・書く・話す)を習得していくことで、確実な英語力向上を目指します。

当プログラムではフォニックスが重要な要素の1つとなっており、初級レベルでは基本的な単語を覚え、繰り返し練習することで正しい発音を身につけます。中級レベルでは簡単な語彙や文法を用いて、学習した単語や文法を実際のコミュニケーションの場で応用。上級レベルでは、英語での理解力を高めるとともに、分析的思考や創造的問題解決力を身につけていきます。正しい発音はもちろん、自身の考えや意見を表現するためのコミュニケーション能力も鍛えることができます。

グローバルクラウン(GLOBAL CROWN)

グローバルクラウン

「グローバルクラウン(GLOBAL CROWN)」は、3~12歳の子どもを対象としたオンライン英会話サービスです。日英バイリンガルの講師からマンツーマンでレッスンを受け、日本語のサポートを受けながら学習できるため、英語に初めて触れる子どもでも不安なく始められます。講師たちは子どもたちと楽しくレッスンができるかどうかを重視して採用されており、レッスンも1回20分なので、子どもの集中力が続きやすいのも魅力。カリキュラムは32段階に細かくレベル分けされており、一人一人の習得スピードに合ったレッスンを提供しています。

レッスン内容としては、あいさつやクイズなど会話がメインですが、アプリではレッスン以外の時間に取り組める自習教材も提供。そこでフォニックスのルールがまるごと覚えられる歌とチャンツ集『フォニックス チャンツ』が利用できます。子どもの目を引くイラストやキャラクターが登場するので、興味を持ちながら楽しんで学習に取り組めるでしょう。

NOVA KIDSチャンネル

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全国に290以上の教室を展開している大手英会話スクール「NOVA」。NOVAが提供するオンラインのライブ配信型レッスン「NOVA KIDSチャンネル」は、同スクールの子ども向け英会話「NOVAバイリンガルKIDS」のカリキュラムに準拠し、4技能(読む・書く・聞く・話す)が身につくスペシャルレッスンを毎日生配信しています。スマホやタブレットなど手持ちの端末からZoomで簡単に接続できるのも魅力です。

そんな「NOVA KIDSチャンネル」では、フォニックスが学べるプログラム「Fantastic Phonics」を用意。小学生未満・小学生向けに、平日の朝7時から生配信され、クイズや探し物ゲームを通じて、楽しみながら正しい発音を習得します。アニメーションやキャラクターがふんだんに使用された映像は、楽しげな雰囲気に満ちています。

また、スペシャルレッスンの「ライティング&リーディング講座」ではフォニックスの法則に沿って、単語を書く力、読む力を養い、最終的にはまとまった文章の読み書きができるようになることを目指します。

まとめ

フォニックスの学習は発音のみならず、4技能(聞く・読む・書く・話す)の向上にもつながります。フォニックスの原理はどのスクールでも同じですが、その取り入れ方や、学習法はそれぞれ異なります。受講者のレベルや年齢、学習スタイルに合ったスクールを選んで、学習の継続を目指しましょう。

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English Hub 編集部

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