子どものオンライン英会話、どんなカリキュラム・受講頻度が効果的?【英語教育専門家が回答】

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インターネットを介して国内外の先生による英語レッスンを自宅から受講できる「オンライン英会話」。子どもが気軽に英語に触れられる環境づくりに、オンラインレッスンの活用を検討中のご家庭も多いのではないでしょうか。

今回は、オンライン英会話「クラウティ」のキッズ向け教材など、多くの学習コンテンツ開発を手掛ける英語教育の専門家、江藤友佳先生にインタビュー。子どものオンライン英会話受講にまつわる保護者視点の疑問に、Q&A形式で詳しく回答していただきました。

回答者プロフィール:江藤友佳先生

カリフォルニア州小中高校教員資格保有の日英バイリンガル。小学生が次々と英検®2級に合格する「Learning Garden英語教室」を東京で運営したのち、現在はシリコンバレーからオンラインレッスンを提供。コロンビア大学大学院での研究テーマはスピーキングテスト。多くの英語試験官・評価官資格を持つテストの専門家でもある。『英語に強い子の育て方』『マンガで合格のこつがわかる英検®シリーズ』など、著書多数。

目次

子どものオンライン英会話、受講前に知っておきたいこと

Q. 子どもの英語教室への通学とオンライン英会話受講、それぞれにどんなメリット・デメリットがありますか?

幅広い選択肢から求めるサービスを見つけられるオンライン英会話

オンラインレッスンの最大の魅力は、利用できるサービスの多さとカリキュラムの幅広さだと思います。通学制のレッスンでは、選択肢が「自宅から通える範囲」に絞られます。その結果、選べるカリキュラムや先生も少なくなってしまいます。オンラインレッスンなら、求めているものが必ずウェブ上のどこかにあるでしょう。

例えば「子どもには楽しく英語に触れてほしい。うちの子と英語で一緒に遊んでくれる人、いないかな?」と考えたときに、地域には適切な相手がいないかもしれません。しかしオンライン上なら、見つかります。

一例として、オンライン英会話サービス「クラウティ」には、子どもといっしょに先生がゲームをするレッスンがあります。オセロのようなゲームやおはじきゲーム、ダーツゲームなどのゲームで先生と遊べるんです。初めて英語に触れるときに強制的に話すように促されるのが苦手なお子さんなら、こういった遊びながらリスニング力をつけるコンテンツを選んで、英語学習の入口にできます。地域に一緒に遊んでくれる英語話者がいなくても、オンラインスクールのおかげでそういった遊び相手を探すことも可能になったので、本当に良い時代ですよね。

クラウティ ゲームレッスン画面

クラウティのゲームレッスン

オンラインレッスンにはもちろん、遊ぶだけではなく、本格的に学習するためのカリキュラムもたくさんあります。

私が運営するスクールは、パンデミックをきっかけに通学制のスクールからオンラインでの指導へと移行しましたが、オンライン学習でも、生徒たちが絵日記コンテストで優勝したり、大規模なスピーチコンテストの本選考へ進んだり、英検®準1級に合格したりと、成果を出しています。

一方、通学型教室には対面受講ならではのメリットも

ただ、オンラインレッスンではどうしても受講生本人の集中力が試されます。対面レッスンでは、講師が生徒の様子をよくうかがえるので、例えば集中できずにいる子の横に立ち、きちんと授業を受けるようにプレッシャーをかけたりできます。こういった教室内で使える指導テクニックがたくさんあるので、オンラインレッスンより対面の授業のほうが圧倒的にクラスルームマネージメント(生徒全員への気配りと管理)はしやすいです。

お子さんがオンラインレッスンを落ち着いて受講できるか、保護者が見極める必要があると言えます。

江藤友佳先生 指導風景

江藤先生の指導の様子

Q. オンライン英会話レッスンを受講するなら何歳から?

オンライン英会話受講前に確認しておきたいポイント

まずは、一つの目安として次の3つが大きな確認ポイントです。

  1. オンラインレッスン時の画面の操作方法がわかる
  2. 落ち着いて座って、良好な態度で受講できる
  3. 先生の質問に反応し、わからないときはわからないと発言できる

もちろん、最初はうまくいかなくても徐々にできるようになることはあります。しかし子どもがいずれかを頑なに拒否しているようであれば、どの年齢でも効果的なレッスン受講は難しいと思います。いくら保護者が英会話を習わせたくても本人が嫌がる場合、リアルな教室よりもオンラインレッスンでは、なおさらやる気にさせるのは難しいのではないでしょうか。

その一方で、やる気さえあれば、未就学児でもとても楽しそうにオンラインで英語レッスンを受講します。今では、2歳くらいのお子さんがタブレットをどんどん使いこなしますので、画面を見て学ぶのは小さい子にとっては当たり前になっています。特に、低年齢の学習者に向けて作られたイラストが豊富な教材を活用するコースは、幼少の受講生の反応も良いです。

サービス選びの際は、イラストの違いやカリキュラムの違いにも着目

サービスによって、イラストやカリキュラムの方針が異なるので、そういった点を確認して、保護者の意向に合ったスクールを見つけるといいでしょう。

先ほどご紹介したクラウティでは、学研が監修する教材が多く使われていて、小さいお子さん向けのコンテンツが豊富です。日本人のお子さんに馴染みがあり、好まれるテイストのイラストが教材内でたくさん使われています。

クラウティ 教材サンプル

クラウティ教材例

その一方で、「LET’S GO」シリーズや、「SIDE by SIDE」などの海外発の教材が使われているオンライン英会話もあります。海外の教材を元にしたカリキュラムは、学習の進め方が日本の英語教育のカリキュラムとは異なり、教材内のイラストも海外テイストです。

日本の学校教育に合わせた内容で学ばせたいのか、ネイティブの子どもたちと同じ流れで学ばせたいのかなど、考慮したうえで、受講するサービスやコースを検討しましょう。

Q. 子どもが英語をノンネイティブ講師から学ぶメリットとは

子どもの視点

大人はいわゆる「英語圏出身の先生」を英語ネイティブの先生として、非英語圏出身の先生と区別する場合が多いようですが、子どもたちは「日本語を話せる英語の先生」(バイリンガル講師)と「それ以外の外国人の先生」という見方をしていることが多いです。つまり、子どもはネイティブか、ノンネイティブかはあまり気にしていないということです。

保護者の視点

大人の視点では、ノンネイティブの先生のレッスンを選ぶことで得られる価格上のメリットは大きいです。一般的にノンネイティブの先生のレッスンはネイティブの先生のレッスンよりも安価で提供されているので、レッスン数をたくさん組むことができます。

語学の習得には、その言語を使う時間数を増やすことが大切です。英語を使いこなせるようになるには、最低でも2,000時間、英語を使う必要があるとよく言われます。これは、アメリカの国防総省外国語学校(DLI)の外国語センターがまとめた「語学の習得に必要な時間数」の解釈に基づき、言われていることです。

この2,000時間を目安にするなら、お子さんが小さいときにできるだけ多く英語に触れたほうが、目標時間に達成する確率が上がります。中学生になると部活が忙しくて、習い事の時間が減ることもありますので、比較的時間のある幼少期が英語時間の貯金を作りやすいはずです。

いくらでも英語にお金をかけられればいいのですが、できるだけ費用を抑えたい場合が多いでしょう。少額で英語に触れる時間数のスタートダッシュをかけるためには、ノンネイティブ講師との英語レッスンが最適です。

ネイティブ講師やバイリンガル日本人講師から1レッスンを受ける料金で、ノンネイティブ講師のレッスンを数回分受けられるケースもあるでしょう。週1回ネイティブの先生からレッスンを受けている子と週数回のレッスンを受けている子を比べて、どちらのほうが早く上達しそうでしょうか。そう考えると、ノンネイティブの先生のレッスンの価値と魅力を感じられると思います。

子どものオンライン英会話、どう受講すると効果的?

江藤友佳先生 会話風景

Q. オンライン英会話を通して伸ばせる英語スキルは?

リスニング、リーディング、スピーキングについて

オンライン英会話の受講を通して、どのレベルのお子さんでもまずはリスニング力が上がり、次にリーディング力やスピーキング力が上がるでしょう。

できれば、教材に文字も使われているコースを選択するのをおすすめします。音と文字のつながりの感覚や、英文の構成への理解が進みやすくなります。

音と文字のルールを学ぶフォニックスを学びつつ、英文に視覚的に触れていくと、聞く・読む・話す力が特に早く身につきます。

ライティングについて

幼児の初期のライティング指導にはオンラインレッスンは向いていません。オンラインレッスンでは、手を持って一緒に書いてあげたり、書いたものに赤字で修正を入れるといった指導に限界があります。画面に一緒に書くことはできますが、鉛筆を持って紙に書くのと、パソコンやタブレットの画面上に指で書くのは感覚が異なります。

そのため、お子さんが母語でも文字の書き方を学んでいる幼児期には、オンラインのライティング指導は求めないほうがいいです。保護者とおうち学習で学ぶほうが効果的です。

リーディングやライティングに特化したレッスンは、英会話レッスンとは内容が異なるので、ある程度英語力がついてきたら、目的に合わせてコースを選択するといいでしょう。

英会話のレッスンを受ける時間、リーディングのレッスンを受ける時間、ライティングのレッスンを受ける時間と分けて、さまざまなコースを受講するのも一つの手です。コースがたくさんあるオンラインスクールを選ぶと、いろいろなコンテンツで学べます。

Q. 子どものオンライン英会話レッスン、理想的な受講頻度は?

脳科学的にはコツコツ学ぶほうが長期記憶に定着すると言われていますので、週に1回だけ「英語の日」を作るよりも、毎日受講することをおすすめします。

Q. 1回10分の短時間レッスンでも学習効果は期待できる?

今は1回10分から50分くらいまでのオンラインレッスンのコースが多いようです。10分は単語レッスンに向いています。10分で10個くらいの単語を繰り返し練習していれば、すべて覚えられるはずです。しかし、会話レッスンでは、新規単語や新規文型の導入だけで終わってしまい、定着させるには10分はあまりに短すぎます。

そのため、ある程度英語に慣れてきて、いろいろな文型や質疑応答を学ぶステージに入ったら、最低でも25分レッスンを受けてほしいと思います。小学生は一般的に45分授業を学校で受けていますから、50分レッスンも苦ではない子が多いです。私のグループレッスンは80分ですが、小学1年生でも80分間、集中できています。

大人が心配して、はじめからお子さんを長いレッスンに入れないのではなく、何回か長めのレッスンを受けさせてみて、慣れる様子もなく、あまりに集中できていなかったらもう少し短いレッスンをやらせてみる、といった流れで試したほうがいいでしょう。子どもの成長の芽を潰してしまいますので、子どもを見くびってはいけません。

50分レッスンを毎日受講すれば、1年で総計300時間超の学習量!

日本の子どもたちは机上での勉強を重んじる学校教育のおかげで、本当によく集中できます。その力を信じて、小さい時期にたくさんの英語時間の貯金を作ることを心からおすすめします。毎日50分レッスンを受講していれば、365日で304時間くらいの学習量になります!

なお、10分でもやらないよりはやったほうがいいですし、長く座っている経験が少ない未就学児は10分レッスンから始める必要があるかもしれません。あくまでも25分レッスンへ進む登竜門として、10分レッスンからスタートするのもいいことです。ただ、小学校の高学年になっても、ずっと10分レッスンのみの受講では、学習する力を最大限に活かせていないのでもったいないと感じます。

Q. レッスン受講で英語力が伸びる子どもに見られる共通点は?

保護者のサポートが上達スピードに大きく寄与

小学校の低学年くらいまでは、保護者が復習や宿題などを見てあげられたほうが、お子さんの伸びるスピードが圧倒的に早いです。子どもはレッスンで学んだことを家庭で教えてもらったり、レッスン外でも英語で話すことが推奨されていたり、英語番組を家のテレビで観たり、保護者も英語を学んでいる様子を見たりすると、英語の発話数が増え、積極的に学ぼうとするようになります。

つまり、保護者のサポートが多いご家庭のお子さんが伸びるスピードが早いです。スクールを選択するときには、学習内容を保護者が確認できるか、教材をダウンロードできるか、保護者も一緒にコースを受講できるか、といった点を確認すると、お子さんのサポートがしやすくなります。

親子で学べるサービスもおすすめ

今は、ファミリープランなど、家族で受講できるオンライン英会話が多いです。前述のクラウティなど、保護者が子どもと同じコンテンツを受講してみることが可能なサービスもあります。もちろん、大人向けコンテンツでご自身の英語力を伸ばすのも有益です。お子さんと一緒に学べそうかという観点でオンライン英会話サービスを、ぜひ比較してみてください。

Q. 子どもの英検対策にオンライン英会話の受講は有効?

オンライン英会話で取り組みたいことが「受験の練習」なのか「試験対策」なのかによって、答えは異なります。

自分でもできる受験練習

受験の練習は自習でも十分可能です。座って集中して過去問や模試を本番と同じようにやってみればいいだけです。他の人の目があれば、ズルをせずにしっかりと2時間くらいかかる過去問を解けるというのであれば、お友達と通話機能などを使ってお互いが真面目にやっていることを確認しつつ実施するといいでしょう。

プロが教える点数の伸ばし方

その一方で「試験対策」は、回答の時間短縮方法や解き方のコツ、わかりにくい配点に関する情報、よくある落とし穴など、試験に関する経験が豊富な先生だからこそ知っていることを教わって、効率よく点数を上げるための取り組みをすることです。そういった「試験の点数を伸ばす方法」は、対面レッスンでもオンラインレッスンでも、試験のことをよくわかっている先生から学ぶことが重要です。

最近では試験対策も、インターネット上の素材を使って自習しやすくなりました。しかしブログやYouTubeなどには間違った情報もあるので、情報を精査する力がないうちは、1次試験も2次試験も合格実績の高いサービスを利用して対策するといいでしょう。

Q. 子どものオンラインレッスン受講や英語学習へのモチベーションを維持するには?

受講日時を固定して習慣化

オンラインレッスンは柔軟なスケジュールで受講できる点が魅力の一つではありますが、実は子どもたちは「習慣化」するのが得意です。ある程度ルーティンになっているほうがいいので、できるだけ日時を固定して、オンラインレッスンも習い事として取り組むといいでしょう。1週間で必ず受講すべき回数や日時などを親子で決めて、それを必ずこなしたうえで、スキマ時間ができたら追加受講するような取り組み方がおすすめです。

一日の流れの中で、英語時間を組み込みやすい時間帯を見つけて習慣化できると続きやすいです。例えば、保護者が夕食の準備をしている時間を子どものオンラインレッスンの時間とする、というように、何かに連動した活動にすると、親子で習慣化しやすいです。

ご褒美について

ご家庭の方針次第ですが、レッスンが終わったらおやつやご褒美をもらえる、といったことを英語学習を頑張るきっかけにしてもいいと思います。

ちなみに、私は自分の娘たちの教育に関して、あまりモチベーションアップの工夫をしたことはありません。仕事や勉強は「しなくてはいけないもの」「人間にはそれぞれ個人が果たすべき責任がある」といったことを説明して、「やるべきことはしっかりとやる」というスタンスで習い事や学校の勉強に取り組ませてきました。つまりご褒美はなしです(笑)。それでも、英語学習は習慣化することで続けられています。

子どもの英語学習方法を検討中の方へのメッセージ

お子さんの英語学習方法について悩まれている保護者の方は、いろいろと調べて情報過多になりがちです。一番大切なことは集めた情報を取捨選択し、お子さん用にカスタマイズすることです。

このカスタマイズの作業は学校ではなかなかしてもらえません。家庭学習だからこそ、お子さんがどのようなタイプの学習者なのかを保護者が見極めたうえで、並走してあげることができます。

学び方、学びやすい素材、好きなことなどを総合的に捉えて、他のお子さんに合った方法ではなく、ご自身のお子さんにぴったりの方法を見つけるのが上達の近道です。

江藤友佳先生 指導風景
英語に強い子の育て方

『英語に強い子の育て方』(翔泳社)

※江藤先生の著書『英語に強い子の育て方』(翔泳社)では、子どもが英語に強くなる環境づくりについて、より詳しく紹介されています。


興味の対象も好みも一人ひとり異なる子どもたち。それぞれに合う学び方を見つけることの大切さを説いた江藤先生のメッセージがとても印象的でした。

自宅で取り組むオンライン英会話のレッスンでは、子どもの様子を見ながら受講に寄り添ったり、うまくいかないときは一緒に改善策を考えたりする家庭のサポートが力を発揮します。受講を見守り、英語を学ぶ楽しさを子どもと共有してみませんか?

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