日本人バイリンガル講師在籍の子ども向けオンライン英会話4選

外国人講師の指導のもと、英語で英語を学ぶスタイルが主流の「オンライン英会話」ですが、英会話を学び始めたばかりの子どもの受講を検討する保護者からは、すべて英語でレッスンが進行することに不安を感じるという声も聞かれます。

そこで今回は、子どもが日本人講師から英語を学べるオンライン英会話をご紹介します。いざというときに日本語でサポートしてもらえるというだけではない、日本人講師から英語を学ぶメリットについても解説します。

今回取り上げるオンライン英会話は、各社でサービス内容や指導法に特色があるので、どのサービスが子どもに合っていそうかぜひ考えてみてください。

目次

日本人英語学習者の立場を理解し、教えてくれる

第二言語習得の観点において、日本語と英語は文字や発音、文構造に至るまで多くの違いがあり、言語間距離（※）が遠いと言われています。このようなさまざまな障壁と向き合い、克服しながら英語を学んできた日本人講師であれば、日本人英語学習者の立場をよく理解した上で、学習をサポートしてくれるでしょう。体系的な文法の知識をベースに、子どもがつまずきやすいポイントをわかりやすく説明することが得意な日本人講師は少なくありません。難解な箇所については日本語で説明してもらって理解を深められるのも、日本人講師から学ぶ大きなメリットと言えます。
※ 異なる言語における違いの程度

英検®︎など日本で重視されている資格・試験に対応してもらえる

英検®︎やTOEIC®︎など、日本で重視されている英語の資格・試験について、日本人講師は経験者としての知見を備えているのもメリットの一つです。日本では進学やキャリアアップに向けて、多くの人が真剣にその対策に取り組んでいます。こうした資格・試験に向けて学習し、成果を上げた経験を持つ日本人講師であれば、効率のいい学習方法を心得ているだけでなく、生徒の課題を自分ごととして親身に向き合ってくれるでしょう。

必要に応じて日本語で対応してくれるので安心感がある

あいさつから質問まで、外国人講師と画面越しにすべて英語でやり取りすることにハードルを感じてしまう子どももいるようです。特に英語を初めて学ぶ場合は、そのプレッシャーもひとしおです。日本人講師であれば、日本語に切り替えて説明を加えたり、モチベーションを高める声がけを行ったりすることで、英語では積極的に会話できない子どもでも自信をなくすことがないようにサポートできます。いざというときは日本語で対応してもらえるという心理的な安心感が子どもの緊張感をやわらげ、効果的に作用することもあります。

ワールドトーク

「ワールドトーク」の講師は、英語力だけでなく、人柄、コミュニケーション能力、課題解決能力や「生徒の悩みに寄り添えるかどうか？」といった点も考慮に入れて採用されています。講師たちの多くは、海外経験や指導経験が豊富で、世界中を拠点としているので、時差を利用した深夜早朝レッスンも可能。

「日本人講師だからこそ具体的な口や舌の形の説明をすることが出来る」という考えのもと、発音指導・発音矯正レッスンも提供しています。未就学児には歌やゲームを活用し、英語にたくさん触れさせ、中学生・高校生には文法を中心としたライティングに焦点を当てるなど、子どもの成長段階に合わせてさまざまなカリキュラムを用意しているのも魅力です。英検®︎対策は小学生から対応しており、中学生・高校生からはTOEIC®︎や試験・受験対策にも対応しています。

グローバルクラウン（GLOBAL CROWN）

「子どもにモテるバイリンガル先生」を採用基準として掲げている「グローバルクラウン」。日本語と英語のスキルがネイティブレベルであることに加えて、子どもとのコミュニケーション力が高く、子どもに英語を教えることへの熱意を持った講師陣が在籍しています。カリキュラムはCEFR（※）や日本の学習指導要領に基づいて定められた「CAN-DO目標」（何ができるようになるか）を目安に構成。レッスンとアプリの自習教材を用いて、4技能を伸ばすことを目指します。年少から中学生まで、32段階のレベルに細かく分かれているのも特徴です。子どもの集中力を考慮し、レッスンは20分とし、「楽しかった！」「もっとやりたい！」という気持ちを長く保ち、続けていけることを目標にしています。

※ CEFR（Common European Framework of Reference for Languages）: 外国語の学習・教授・評価のための学習到達指標で、国際的な基準。

スモールワールド

「スモールワールド」は、一つのアカウントを家族（最大4人）でシェアできる日本人講師メインのオンライン英会話サービスです。アカウントシェアには別途の料金はかかりません。講師たちが自分の強みを生かし、工夫を凝らしたレッスンプログラムを作成しているため、レッスンタイトルのバラエティーが豊富。各年齢に対応した、スタンダートな英会話レッスンはもちろん、小学生から一般まで対応した「英語で世界を学ぶ」や「ゲームやアニメを使って英語にふれよう」など、個性的なレッスンも多数取り揃えています。海外在住の日本人講師もいるので、将来的に留学を考えている場合はモチベーションのアップにもつながるでしょう。料金は必要分だけポイントを購入するシステムです。

「ECCジュニア オンライン教室」では、全国展開するECCジュニア教室のバイリンガル講師が、対面クラスと同じ教材・カリキュラムでZoomを通じてレッスンを進行します。開講しているのは、小学生～中学1年生向けのグループレッスン。1レッスンの時間は小学生 60分、中学生90分と長めで、毎週固定の曜日・時間に受講するスタイルです。講師は1年間の担任制で、生徒の反応や速度を確認しながらレッスンを進行します。レッスン内に一部、読み書き学習も組み込まれている点や、レッスンごとに宿題が出る点も、ECCジュニア オンライン教室の特徴です。

たとえば小学1～3年生のクラスでは、「聞く」「話す」に重点を置き、「考え、話し、創造する」をコンセプトに学びを深めます。社会・理科などの教科や時事問題などのトピックの内容学習と言語学習を統合して学ぶ学習法「CLIL（クリル）」をベースに、カリキュラムが構成されています。小学4～6年生のクラスでは、ユニットごとに実社会とリンクするテーマを取り上げて学習。 テーマについて考え、意見交換するなどの思考活動を通して、英語の4技能の習得を目指します。

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